シーブックの雑記

こんにちは。本ブログでは、趣味のことや普段の小さな出来事、そしてたまには少し真面目な話を書いていこうと思っています。まぁ、要は自己満足の雑記ですw

撤退の農村計画

 ずっと前から気にはなっているけれど、買って(借りて)おらず、読めていない本です。

 本ブログでは時々田舎や郊外について、どちらかといえば社会民主主義な思想で語ったりしていますが、一つヒントになるのが、この『撤退の農村計画』ではないかなと思っています。まだ、読めてすらいないので、これ以上の感想は何も言えませんが、この撤退はコンパクトシティ化して、機能を集約するという意味なのかは非常に重要です。

 私自身はコンパクトシティに対しては批判的な意見を持っています。それは、コンパクトシティが維持管理という金銭的な部分だけに着目したものであり、かつ一極集中を促進させるものであると考えるからです。人口が減り続けている中で一極集中させ、経済成長を図ろうとしても、それは数十年ですぐに限界を迎えるでしょう。それよりは、資本的な価値以外の部分の物差しで、より個々人が幸福に感じられるような方法の方が優れていると思います。

 ただし、ここで誤解がないように言っておきたいのは、私は社会主義者ではありません。なぜなら、資本主義よりも優れたシステムを知らないからです。ベースはあくまで資本主義、暴走しないように規制をかけて皆が恩恵を得られるシステムというのが良いという考えです。

コンビニのトイレの張り紙は面白い

 地域を見る際に個人的に面白いと思うのがコンビニ。

 その中でも特に好きなのが、トイレの張り紙です。地域によって書いてることが結構違っていて、私見だと都心部や繁華街だと使用禁止の張り紙がされていて、少し外側に行くと、トイレ使用の際の注意書きがされています。そして、トラックを停めるスペースがあるようなコンビニのトイレには、いつもきれいに使っていただき、ありがとうございます。って書いてるように思います。

 これを地図上にプロットして空間解析したら面白いなと思ったり。

田舎でも山村と農村では全然違う

 田舎でも度合いというか種類によって大きく特性が異なります。

 これは私の修論テーマでもあったのですが、農業水利共同体から地域をみたときに、山村的な特性をもつ集落と農村的特性を持つ集落とでは、コミュニティ内の結びつきと外からの入りやすさが全く異なっています。

 あくまで、農業水利共同体からみたものではあるので、これが全てだとは言えませんが、種類によって性質が全く異なるということを無視しては語れないと思います。

 私がブログで田舎と言っているのは、基本的に山村的特徴(自給的農業、山の管理としての林業)を持っている地域です。日本における人口割合的には山村的特性を持った田舎の方が圧倒的に少ないと思うので、ここは明確に分けておきます。

部屋空間

 部屋の役割やデザインなど、実に都市を見ているようなところがあります。

 寝室や書斎、リビングなど、部屋によって役割が与えられており、これはオフィス街やベッドタウン、繁華街などの地域がもつ性格にそっくりです。

 次に、北欧風や和風などインテリアデザインは住民の趣向が入ってきます。これは景観が環境や地域特性の影響を強く受けている部分に対応します。

 以上を踏まえ、シムシティのように理想的な街を作る感覚で部屋をデザインしてみても良いのかもしれませんね。

ポップ地政学について

私はポピュラーに出回る地政学については懐疑的な立場をとっているが、問題点の一部を見事に突いた面白いスライドを見つけました。

https://taweb.aichi-u.ac.jp/geogr/20180322AkioKondo.pdf

 

ちなみに、私は政治地理学に対しては肯定的な立場をとっています。

縮尺の考え

GISで地図を扱ってて思うのが、ベクタデータには縮尺の考えがない(あるのはレベル)けれど、見る人間側は縮尺の概念から抜け出せないよねということ。

例えば、地勢図のレベルで表示したときに、データとしては民家1軒まであるけれど、人間の目ではこれは認識できない。一方で、山脈や平野などの大規模な地形を見る際には適切である。

つまり、用途目的に応じて見る側の尺度を変えてあげなきゃいけない。簡単にいえば、魚の目になったり、鳥の目になったりする必要があると言うこと。

これは地理学史の著書でも度々取り上げられていた話だと思う。