撤退の農村計画
ずっと前から気にはなっているけれど、買って(借りて)おらず、読めていない本です。
本ブログでは時々田舎や郊外について、どちらかといえば社会民主主義な思想で語ったりしていますが、一つヒントになるのが、この『撤退の農村計画』ではないかなと思っています。まだ、読めてすらいないので、これ以上の感想は何も言えませんが、この撤退はコンパクトシティ化して、機能を集約するという意味なのかは非常に重要です。
私自身はコンパクトシティに対しては批判的な意見を持っています。それは、コンパクトシティが維持管理という金銭的な部分だけに着目したものであり、かつ一極集中を促進させるものであると考えるからです。人口が減り続けている中で一極集中させ、経済成長を図ろうとしても、それは数十年ですぐに限界を迎えるでしょう。それよりは、資本的な価値以外の部分の物差しで、より個々人が幸福に感じられるような方法の方が優れていると思います。
ただし、ここで誤解がないように言っておきたいのは、私は社会主義者ではありません。なぜなら、資本主義よりも優れたシステムを知らないからです。ベースはあくまで資本主義、暴走しないように規制をかけて皆が恩恵を得られるシステムというのが良いという考えです。